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セカンドオピニオン外来とは、ホームドクター(かかりつけ医、主治医)と連携をとりながら、犬と猫のがんに関する相談・診察を行う外来です。小林犬猫病院の診察券をお持ちでない方は、ホームドクターからの依頼書の送付が必要になりますのでご注意下さい。
なお、セカンドオピニオン外来では、がんに関連する部分のみの診断・治療を行います。がん以外の病気の治療や、ウェルネスケア(ワクチン、フィラリア、ノミダニ予防など)はホームドクターのもとでお願い致します。
近年、小動物医療の発展はめざましく、特に小動物のがんは毎年新しい情報が更新され、がんの専門医ですらそれらの情報を全て把握するには相当の努力が必要です。また、ご家族のペット動物に対する意識変化およびインターネットに代表される情報網の普及に伴って、ご家族が獣医師に要求する治療の内容は年々高度なものへと変貌し続けています。その様な状況下で一人の獣医師が全ての診察科目において精通することはもはや不可能になりつつあり、より専門化した動物病院の必要性が多方面から指摘されています。
今日では、ある病院で治療する場合、あるいは治療している場合でも、他の専門病院での見解(セカンドオピニオン)を聞くことはご家族の権利であると考えられています。セカンドオピニオン外来では、ホームドクターの職域を奪うことなく、高度な専門的知識をご家族ご提供することを目的としています。遠方から来られる方も多数いらっしゃいますから、ちょっとした血液検査や処方など、ホームドクターとの提携が十分になされないとかえって不都合な場合も多々ございます。また、当院で実施した検査や治療は全てホームドクターにご報告致しますので、ホームドクターが一人取り残されてしまうことは決してございません。