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がん治療のサクセスストーリー

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猫の肺腺癌:形勢が不利でも最後まであきらめたくない…

イメージフウタちゃん(12歳、去勢済み雄、アメリカン・ショートヘア)の肺に発生した肺癌の標準的治療は、開胸手術で肺腫瘍を切除です。今回はホームドクターでの外科手術を終え、術後補助治療の相談で小林犬猫病院に来院されました。
お送り頂いた病理組織検査では、肺癌にしては非典型的であるとのこと。そこで、まずは病理組織検査のセカンドオピニオンから開始し、その結果、非常に悪性度の高いタイプの肺癌(腫瘍細胞の形態が未分化で、核分裂像が20個以上/10高倍率視野)であることが判明。また、診察日の身体検査で、手術をした部位に小結節が確認され、こちらも肺と同じ腫瘍であることが分かりました。
再手術を含めた根治治療を目指すか、緩和治療にとどめるか非常に悩みましたが、ご家族はできる限りの治療はやってみたいとの強い意志。そこで、まずは術創の小結節を切除し、その後、合計4回の補助化学療法(カルボプラチン)を実施しました。当院での治療開始から現在まで約17カ月間、局所再発や遠隔転移もなく、日々元気に過ごしています。

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イメージ ご家族の感想

「風大(ふうた)」です。 名前のとおり、大きくなりました(大きくなりすぎ(笑))。
10歳になってしばらくした一昨年の夏、急に、呼吸が荒くなり、かかりつけの病院から紹介され、所沢の医療センタ ーに入院検査したところ、 「肺がん」と診断され、手術をしました
術後、抗がん治療をすることになったのですが、医療センタ ーまでは、車で往復4時間、プラス治療に長時間かかるのは、風ちゃんにも家族にも負担になるため、小林犬猫病院を紹介していただきました。
ところが、抗がん治療にかかる前に、また、別の箇所に堅いところがあり、小林先生に検査していただくと、別の腫瘍がみつかり、びっくり!すぐに緊急手術していただきました。
二度の大手術後、抗がん治療に移行し、2か月間、毎週毎週の抗がん治療は、つらかったと思いますが、 風ちゃん、 よく頑張りました。
今では、持病の喘息はあるものの、ちび猫のちょっかいにも、元気に対抗し、益々すくすく成長(?) しています。
風ちゃんは、優しく、人懐こい性格で、家族にとって、大切な存在です。 これからも、小林先生のお力を借りて、まだまだ元気にのんびり過ごしてほしいです。